カフェインゼロ

初産36歳。つわりがつらくてブログを開設してしまった。

産院を決めた流れと分娩予約のタイミング。

「10週目ごろまでに産院を決めてくださいね」

 

って言われて焦った8週1日目。
もう少し余裕があるもんだと思っていたけど
ネットで検索すると早い人は7週目で分娩予約していた…
はやい、はやすぎる… そういうもんなのか…

 

通院していたクリニックは検診のみで分娩は出来ず

・自宅の近く
・職場の近く
・実家の近く

の三つの軸から決めようとしていた。
自宅と職場は車で15分程度なので
もの凄い遠いわけではない。

 

クリニックの先生にそのことを話すと、
家の近くで最初に挙げてくれたのが「東京衛生病院」。
「無痛分娩に長年力を入れている病院ですよ」と言われ
ここで初めて(そうか、無痛もあるんだよな)と気づく。
自分の知識、関心の無さに引く… 当然自然分娩で産むと思ってた…

 

「無痛って、良いんですか…?」ってアホみたいな質問をすると
先生は「良いですよ、痛くないですからね」って
優しく微笑んでくださった…

 

(そうか…いいもんなんだ…)

 

衛生病院を最初に挙げてくれたことと
“良いですよ”、の一言で「無痛=強い麻酔=なんか怖い」の
漠然としたイメージから印象が変わって
前向きに無痛分娩を調べる流れに。

 

自分なりに調べた結果、
自然分娩と比較すると費用が高額であること以外メリットが多く
安全と判断して、無痛分娩ができる産院を選ぶことに。

丁度キャサリン妃の無痛分娩も話題になっていて
海外では一般的という記事も多く読んだ。

 

そうなると実家近くでは目ぼしい病院はなく、
自宅近くか職場の近くで探すと

・東京衛生病院
新中野女性クリニック

の二択になった。ネットでめちゃくちゃ口コミサーチして
近郊に住む友達3人にも相談した。みんな0~2歳児のママ。

 

3人中2人から具体的な話を聞けたのが「新中野女性クリニック」。
実際1人は同院で産んでいて、

 

・次産むとしても新中野女性クリニックで産みたい。
・でも検診で泣いたり転院する人がいる程
 先生がめちゃくちゃ厳しい笑 
・でも産んだ後はめちゃくちゃ優しいし
 本当に母体と赤ちゃんのことを考えてくれている
・厳しいのは全て安全に赤ちゃんを産むため
・入院の個室が最高、ご飯が美味しい
助産師さんがめちゃ優しい
・すごく人気だから分娩予約は早くした方がいい

 

ということだった。ネットで見た口コミと大体同じだった。

衛生病院と比較すると、費用もお安く←大事
立地的にも問題なかった、評判もいい…
友達がまたそこで産みたいって言ってるくらい信頼できる病院…

でも…

いい大人が泣くほど厳しいってこわくない?!?

けどいい病院で費用も抑えられる…
しかし怖い…

そもそも無痛を選ぶ時点で費用プラスされてるんだから
衛生病院は更に高額…ここを選んだ方がいいに決まってる…

でも怖い…

 

中々決心がつかず、まだ予約の枠があるか
確認の電話もかけられぬまま
候補の病院を実際に見に行ってみようと夫と出かけた。

まずは衛生病院へ。
その時は産科病棟の見学が中止されていたので
立地、外観とエントランス、雰囲気だけを確かめに。

 

衛生病院までの道中、

「早く決めなきゃ予約が取れない…
 友達も乗り越えたんだから大丈夫…
 私には厳しいくらいが丁度いい…」

と、新中野で決めるつもりで
夫を隣に独り言をブツブツ言っていた。


そして衛生病院に入った瞬間、、


( あ、ここ、きっと、優しい… )

 

と、不安に満ち溢れていた心が解き放たれた。

 

なぜならキリスト教感ある大きな絵画があったから。
かの有名なフランダースの犬のメロとパトラッシュのように…
絵画を前にして心が救われた気持ちになったのだ。

 

( 今ならメロの気持ちが十分にわかるよ… )
 きっとなんか違うと思うしメロ達に失礼やめて

 

そもそも病院を調べている時点で
キリスト教を母体とした病院ということは知っていたけど
実際にそういう精神なんだなということを肌で感じた。
その絵から。絵だけで。ほんまかいな。

 

新中野で怒られる恐怖から逃げたかっただけで
思考停止状態だったのかもしれない。
もともとアホな脳が更にアホになっていた。
今自分で書いていても心配になる。

 

うちは母方の家系がキリスト教で、
私自身、洗礼を受けたり熱心に信仰しているわけではないけど
礼拝に参加したり身近なものではあって
教会で出会う皆さんの優しい雰囲気、教会の空気を思い出して
なんだか穏やかな気持ちになれたのは事実。
後あと知ったけど、母方の親戚も衛生病院で出産していた。


教会と病院は別ものすぎるのに
そういう思考になってしまったのは
やっぱりどうかしていたのかもしれない。
怒られて泣くのが相当嫌だったようだ。

 

( ここならきっと泣くほど怒られることはないはず… )

 

 衛生病院を後にして、駅に向かう道中
この出産が人生で最初で最後になるかもしれないし
つわりで気が滅入っている中、なんなら心穏やかに
マタニティ期間を過ごしたいなと冷静に思い直し

夫に衛生病院にしていい?って相談したら
「うん、怖いところ行かなくていいよ」って言ってくれて
衛生病院に決めた。新中野には向かわずに家に帰った。
ありがとう、夫。私も仕事がんばるよ。

 

この日は土曜日だったので、
週明け予約しに行ったらすでに残ベッド数が
7ということで、本当にギリギリだった。。
9週6日目のこと。(確か私の出産時期の枠80のベッド数に対して残り7だった)
※東京衛生病院は分娩予約は電話では出来ず、窓口に行く必要がある。
※電話でもその時点での予約空き枠確認は可能。

 

「10週目ごろまでに産院を決めてくださいね」

 

ギリギリ無事に決められてよかった。10週目までに決める、大事。